コスプレでコミュ障を克服! システム開発を手掛ける情シス女子を紹介!

コスプレで“コミュ障”を克服した情シス女子、自分を変えるチャレンジ真っ最中 根本歩美さん

コスプレで“コミュ障”を克服、ストレス発散はシューティングゲームで――。自分を変えるチャレンジ
真っ最中の情シス女子、根本歩美さんの情シスライフとは?

情シスとして働く女子の仕事やライフスタイルに迫る、情シス女子シリーズ。今回登場するのは、
モバイルを中心としたシステム開発を手掛けるワールド情報のシステム開発事業部に所属する
根本歩美(ねもと・あゆみ)さんです。

現在は取引先の企業に常駐し、情シスとして働いています。情シスの仕事は初経験という根本さんに、
仕事での奮闘ぶりやコミュニケーション力を上げようと始めた意外な趣味について話してもらいました。

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ワールド情報 システム開発事業部 根本歩美さん

ソース:ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1609/09/news015.html

■ケータイ販売からヘルプデスクにジョブチェン!

―― 情シスになる前は携帯電話の販売をしていたそうですね。

根本さん はい、携帯電話販売員の仕事を4年ほどしていました。新商品の発表会もチェックするくらい、
スマホスマートフォン)が大好きです(笑)。現在の会社に入社する時も、スマホが大好きということを
話したほどです。今はiPhoneAndroidiPadAndroidタブレットを持っています。

―― 現在はどのような仕事をしているのですか?

根本さん 都内にある農薬メーカーに出向という形で常駐して働いています。仕事内容は主にヘルプデスク業務です。
全国にある支店からの問い合わせに応じて、リモート操作で保守対応などを行っています。また、入退社する人に
関するPCの権限管理やモバイル端末の調達もしています。

―― ヘルプデスク業務は初めてですか?

根本さん そうなんです。2016年の1月に入社して、手探り状態で仕事をしていたので、周りの方々には助けられたり、
教えてもらったりすることが本当に多かったです。最近はだいぶ仕事に慣れてきました。

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実は親がプログラマーということもあって、小学校の時にはデスクトップPCを買ってもらってペンタブレット
イラストを描いていました。小さいころからPCが身近だったから、今の仕事への抵抗は少なかったと思います。

普段の業務のほかに、本社に毎月1回のペースで出社します。その時は全体会議があり、みんなで集まって
情報共有をしています。メンバーは年が近い人が多いので楽しいですね。会議の後は懇親会もあるんですよ。


■報・連・相の大事さを痛感

―― 「これは大変だった!」ということはありましたか?

根本さん 出向先の営業担当の人が、出先でスマホが故障してしまったことがありました。私は、その人は
上司にそのことを連絡しているとてっきり思ってしまっていました。でも実際には連絡していなかったんです。
そして、別の営業担当の人から連絡が来て、そこで初めて上司の方はスマホが壊れていることを知ったんです。
完全な連絡漏れミスです。その結果、「トラブルがあったのにどうなっているの?」ということになってしまったんです。
この時は報・連・相(報告、連絡、相談)の大切さを身に染みて感じました。

その後、そのようなスマホのトラブルがあった時に、どう報告するかなどを関係者で話し合い、マニュアルを
作ったんです。そして私も、この出来事があってからは、どんなささいなことでも出向先の上司に相談してから
行動するようにしました。

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―― トラブルを経験した後、ほかに気を付けていることはありますか?

根本さん メールは何があってもCCで上司に当たる人を入れるようにしています。以前の仕事ではビジネスメールを
送る機会があまりなかったので、CCやBCCの範囲、宛名の順序などがよく分かっていなかったんです。だから、
今の仕事を始めた当初は、情シスとしての知識より、社会人としてのビジネスマナーが欠けていると感じました。

今はビジネス書などを買ったり、ネットで調べたりしながら、やりとりをしています。私は気になったことはすぐに
調べたい性格なんです。仕事に限らず、何でもすぐ調べます(笑)。

■“コミュ障”克服に始めたコスプレに自分を変える楽しみを発見

―― 趣味を教えてください。

根本さん 学生時代は、漫画の『けいおん!』に影響を受けて、ドラムをやっていました。小・中学生の時には
オーケストラに所属していたので、音楽には抵抗がありませんでした。

―― ほかにも趣味はありますか?

根本さん コスプレも好きで、アニメやゲームからディズニーまでいろいろな格好をしますね。今は10着くらい
衣装を持ってます(笑)。

―― いつからコスプレにハマっているのですか?

根本さん 前職の職場はオタク率が高かったんです(笑)。その仲間から「根本さん、コスプレが似合いそう」と
誘われたのがコスプレに出会ったきっかけです。もともとゲームやアニメは好きで、その時は「友達ができれば
いいかな〜」という感覚で参加しました。

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実は、私はもともとネクラでずっと家にいるタイプだったんです。そこで、コスプレは“コミュ障”(コミュニケーション障害)を
治すためにも、と始めたんです。「コスプレをしている」と言うと、人から珍しがられるし、食いつきがすごいんです。
この趣味を始めてから、人と話せるようになりました(笑)。

コスプレ仲間と「どんなコスプレをするか」を決めるミーティングをすることがあるのですが、そういうときに誰も
意見を言わずに話が進まないのはイヤなんです。仕事の会議でも同じです。だから今では、みんながモジモジしているときは、
場を盛り上げるためにも積極的に発言するようにしています。

■情シスの仕事でカッコイイ自分に自分になりたい!

―― 疲れたときのリフレッシュ法はありますか?

根本さん マッサージです。リフレッシュ法の中ではぜいたくな方法ですね(笑)。気軽な方法としては、カラオケに
行ったり、ゲームをしたりします。わが家は家族ぐるみでゲーマーなんです(笑)。ゲームは、撃ちまくるシューティング
ゲームなどをしますね。すごくスッキリできます(笑)。

―― 根本さんにとって、情シスはどんな仕事ですか?

PCやモバイルを使う人のサポートをする、会社にとって重要なポジションだと思います。「いなくなったら
どうなっちゃうんだろう……」とも思う仕事です。この仕事は初めてだったので最初は大変でしたが、今は
以前と比べて自信を持って取り組めるようになりました。

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―― 今後、勉強したいことはありますか?

根本さん 高校時代にExcelや情報処理検定など、いろいろな資格を取りました。でもITパスポート試験
ボロボロでした(笑)。今こういう仕事をしているので、あらためて挑戦したいなと思っています。

また、昔から数学が好きで、決まった式に何かを当てはめていくのが好きなんです。それを生かして、
仕事で役立つようにExcelの新しい関数を覚えたいなと思っています。あとSQLができたらいいなと思っていて、
今いろいろ検索しています(笑)。サーバの管理や構築までできるようになれば、もっと力になれると思っています。

―― 今後の目標を教えてください。

根本さん 私にとって情シスは「リアルな自分を変える」ことができる仕事です。

これまでは、大好きなゲームの中ではたくましい自分がいるのに、現実の自分は運動もできないオタクの状態でした。
現実の自分を変えようとコスプレをしているのですが、これもリアルな自分ではないんです。

だから、情シスの仕事を通じて、現実の世界でもっと頼もしくてカッコイイ自分になりたいと思っています。
その第一歩として、まずは仕事で聞かれた質問に即答できるようになろうと奮闘中です(笑)。

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今後の目標を書いてもらうと、「みんなに頼られる情シス女子」とのこと。