Windows XPパソコンにChromium OSをインストールして再利用する〜Chr

Windows XPパソコンにChromium OSをインストールして再利用する〜Chromebookを作ってみよう〜 (1/2)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1408/27/news046.html
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やっと日本国内でも「Chromebook」の販売が始まった。Chromebookとは、Googleが開発した「Google Chrome OS」を搭載した小型軽量のノートPCのことだ。クラウドストレージとWebブラウザーベースのアプリケーションを活用することにより、比較的低コストなハードウェアでも高度な機能を実現できるので期待されている。だが残念ながら、当面は企業向け・教育向け販売に限定されるという。いち早くChromebookを体験してみたいと心待ちにしていた人も、個人で利用するには相変わらず個人輸入並行輸入品を購入することになる。

まだ知らない人のためのChromebook

 一方で、Windows XPの延長サポートが終了し、それを機会にパソコンの買い替えが行われた結果、Windows XPパソコンが余っている(廃棄寸前)はずだ。Chromebookが採用するChrome OSは、オープンソースの「Chromium OS」が元になっており、不要になったWindows XPパソコンにChromium OSをインストールすれば、Chromebook相当に仕立てることができる。

 Chromium OSは、Windows OSに比べて、プロセッサーやメモリ、ストレージに対する動作要件が低く、最新のパソコンでなくても十分に動作する。Chromium OSの動作要件などはChromium OSのWebサイト「The Chromium Projects」に明示されていないが、1GHz以上のプロセッサー、512Mbytes以上のメモリ、3Gbytes以上のストレージでも動作するようだ。Windows XP時代に一時流行したネットブックでもこの要件を十分に満たしている(実際、ネットブックでもChromium OSは動作している)。

 さらにChromium OSは、後述するようにUSBメモリ上で動作するOSイメージが配布されており、Chromium OSをインストールするための専用のノートPCを用意しなくても、手軽に試せる。動作が確認できたら、そのままノートPCのストレージ(ハードディスクやSSD)にインストールできるので、インストールしたけれど正しく動かなくてやり直し、といった無駄な作業をしなくても済む。まずはUSBメモリChromium OSを試してみるのがよいだろう。
Chromium OSのインストールに必要なもの

 Chromium OSを動作させるには、Windows XPが動作するレベルのノートPC(前述のように1GHz以上のプロセッサー、512Mbytes以上のメモリ)と容量4Gbytes以上のUSBメモリを用意する。PCは、デスクトップPCでも動作するが、デスクトップPCにはChromium OSが対応していないデバイスが多く搭載されていることから、搭載されているデバイスの種類が限られているノートPCの方が望ましいようだ。

 Chromium OSUSBメモリ上で動作させることができるので、普段使用しているPCでも構わない。だが、常にUSBメモリ上で動作させることになるので、動作が若干遅くなってしまう。常用するのであれば、本体内蔵のストレージにインストールできるノートPCを用意するとよい。

 このPCとは別に、USBメモリ上に起動イメージを作成するためのWindows PCも必要となる。事前にこちらのPCに、以下の2つのツールをダウンロードし、インストールしておく。
<引用終了>