★「海外援助」の問題点★

途上国に支援してインフラ整備や学校を作れば現地人に喜ばれるはず。そう普通の人なら考えるが、それは先進国人の傲慢さである。
途上国を発展させるほど、途上国の人間は自分たちの惨めさを思い知り、そして先進国人への羨望と嫉妬を募らせる。
そして途上国が発展を始め貧富の差が出ると、その原因は誰にあるのかと考えるようになる。
なまじ学校を出て知識を得てしまうと、その原因は先進国人にあるとわかってしまう。
そして先進国人の行う支援も、所詮は先進国が途上国から富を搾取するための投資に過ぎないとわかってしまう。
個々にさらに宗教が加わる。発展により敬虔さを失っていく者たちが許せないという原理主義者が出来てしまうのだ。
こうなると、もう先進国から来た外国人というだけで、殺意の対象になる。どうしようもない。