「ドコモ6G」が発表、基地局からの超マイクロ波でスマホ給電、充電不要に

まだ国内では商用化すら始まっていない次世代移動通信「5G」なのですが、NTTドコモはその次の世代の通信規格「6G」の構想を発表しました。
6Gで一体、どんな未来が訪れるのでしょうか。

いよいよ春から商用化がスタートする次世代移動通信「5G」。
都内では、NTTドコモが最新の技術やサービスの展示会をしています。
人の話し方を再現できる技術「フェイスシェアリング」は、外国語の練習や言語障害のリハビリなどの活用が検討されているそうです。

すでに5Gは韓国やアメリカでは商用化が始まっています。
新たな時代の到来を象徴するテクノロジーとして注目を集めていますが、そんななか、22日にドコモから発表されたのが「5Gの高度化と6G」。
まだ国内で5Gすら始まっていないのに、その次の6Gの構想が発表。
一体、どういうことなのか担当者に聞きました。

NTTドコモ執行役員・中村武宏さん:「
5Gの性能をもっと飛躍的に上げる。より高速、より低遅延になる。
人がいないところでも使えるようにする。新たなビジネスが生まれるのでないか」

担当者によりますと、ドコモが掲げる6Gは5Gの特徴である「高速」「低遅延」「大容量」を進化させただけでなく、新たに「超カバレッジ拡張」や「超低消費電力・低コスト化」などが特徴だといいます。
何やら難しい単語が出てきましたが、6Gの未来を見てみると、その通信速度は5Gの10倍の毎秒100ギガビット以上。
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)は、もはや現実世界との区別がつかないレベルになります。

そして、超カバレッジ拡張とは地上以外のネットワーク環境が飛躍的に広がること。
つまり、高度1万メートルの上空や海上、さらには宇宙環境までありとあらゆるところまで電波がカバーできるようになるそうです。

そんな未来では、すべての端末が自動でワイヤレス充電に。
「お父さんの時代ってスマホは自分でコードをさして充電してたの?」と令和生まれの子どもたちから言われてしまう日もそう遠くないかもしれません。

しかし、5Gの商用化もまだなのになぜドコモは6Gの構想を発表したのでしょうか。

NTTドコモ執行役員・中村武宏さん:「過去と比較すると、かなり早いタイミングで次の世代の話をしている。

https://monobook.org/wiki/Youtu.be/3gEvmDToymo