新宿区大久保地域の多文化教育

http://www.geocities.jp/geo_city21/semina/semina/b.html
より転載

新宿区大久保地域の多文化教育

●●小学校●●

 大久保小学校は今年で創立120周年。戦前は1,500人もいた生徒が今では174人と、児童が減少しています。この中に外国系の子ども達が多数在籍しています。
外国系の子どもが多いと、学校全体の学力低下を懸念する人もいますが、 実際には問題はないそうです。日本語ができないことを引け目と感じさせない雰囲気があり、みんなすごく仲がよくて明るい。上級生が下級生の世話をよくみるのも特色のひとつです。

 また、PTAにも外国人の父兄が積極的に参加し役員も多く、 給食の試食会では色々な国の食文化を紹介したり、学芸会・音楽会・展覧会では 母国語でスピーチをするなど、子どもたちが自分たちの母国語をプライドをもって 話せるような指導をしています。また言葉の問題に関しては、外国人保護者の協力で 韓国語と中国語のお知らせを作成しています。家庭訪問のときに言語で苦労することは あまりないということです。

 大久保小学校で外国人のお母さんたちにインタビューをしたのですが、 大久保の印象は 大変すばらしい。まずまちが安全で便利。このまちほど親切なまちはない。
学校がすばらしい。学校の先生がいいし、友だちもいい…。
韓国の人に 「韓国人どうし仲がいいですか」と聞くと、そうじゃなくて、フィリピン等のいろいろな国の人たちと会えることがうれしい。大久保絶賛の声を聞きました。

 大久保地区は外国人が多いので、学校でのイジメを心配される方もいますが、これは絶対に「ノー」、逆なんです。みんなが違っていることは当たりまえなんです。
ここでは、多文化共生の新しい能力を育んでいる点で、日本の教育改革のモデルになり得ると感じています。

注* 国籍は日本でも、文化的背景は外国という子どもたちが増えている。
ここでは、外国籍の子どもだけではなく、それらの異なる文化的背景をもった
子どもたちも含めて「外国系」という言い方をしている。

*この原稿は1999年11月のまち居住研究会・定例研究会をまとめたものです。
http://www.geocities.jp/geo_city21/semina/semina/b.html
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日本の公立学校で、過度の他文化迎合は、問題が大きいと思います。
ちなみに、お隣中国の、異文化「日本」に対する対応は、以下のニュースを参照。





【中国】 「和服を着た日本人は出て行け!」 和服を着て花見しようとした母娘退去させられる
http://blog.livedoor.jp/booq/archives/755202.html