◆政治◆サラリーマン活動家の方からの、お悩み相談

taguchikei2009-05-23

(かつてmixiに描いた日記を転載)

ある日、用事で、サラリーマンをしながら政治活動をしている人に連絡をしなければならなかったので、電話をした
すると、その用事を伝えようとする前に、サラリーマン氏は、こちらの言葉をさえぎって、そのサラリーマン氏自身の悩みを一方的に相談し始めた
そのような場合は、私の用事よりも、その人(相手)の悩みを優先して聞いてみることにしている
悩みを相談されるのも、仕事のうちと考えているからだ。
というわけで、私の用件もそこそこに、彼の悩みを聞いてみることにした。

悩みの内容は、「通勤時間がかかる」ということと、「職場に政治運動をやっていることがバレた」とのこと
(ちなみに彼は、かつては都内に住んでいたが、引越しで職場から遠いところに転居して、通勤時間が増えたとのこと。睡眠時間の次に長いのが、通勤時間だと強調する。ちなみに、その職場から遠い住居は、社宅でもなんでもなく、彼が選んだ住居だという。)
通勤時間については、私に解決できる問題ではない・・

「政治運動をやっていることがバレても、それは職場は解雇できないのじゃないですかね?」とたずねると
「いや、"勤務時間中"に政治運動やっているのがバレた」とのこと
「えっと、さすがに、それは解雇されても仕方が無いんじゃないですかね?」と指摘する
ただ、彼は「定年まで2年なので、それまでは会社は辞めたくは無い」とのこと

(通勤時間については、彼がわざと職場より遠い場所に、引越したので、「自己責任」なのは明白だが、それを彼に言うのは遠慮した。)

私は、かつて、そのサラリーマン氏(有権者ではない)に(小額ながら)寄付をしたことがあって
支援を彼が希望しているんだろうけど、そのサラリーマン氏の生活費を全部見るわけにもいかない
そこで、彼自身で政治活動費を稼ぐ方法を彼に提案した。

私のマイミクの方にも、活動費の一部を寄付をつのって、活動を続けている人も多い
本を書いたりして、活動費を得ている人も居る
活動費のため、ステッカーやグッズなどを市民団体などが作ってることも多い
選挙に出る際に、学生時代の同級生たちから寄付を受ける人もいる
そういった地道な努力で、多くのひとたちは、活動費を維持している。

その一方で、勤務時間中に政治活動をする行為は、労組のヤミ専従などと同様に非難されても仕方が無い
(ちなみに、その相談者の彼は、労組関係ではない)

ちなみに、彼は「多数の人たちから本を書くことを進められた」と主張するが、本は書かない方針とのこと
また、私が提案したグッズ作成についても、一応は聞いていたようだが、興味は示したものの、おそらく(いまも)実行には移していないようだ
(おそらく、そういう手間のかかることや、在庫を抱えて引き受けることは、やりたくないのではないかと思う。上記相談内容からも分かるとおり、地道な方ではない。)
また、企業が抱えているトラブルの相談に乗るなどということをやってみてもいいのではないか?とも提案した。
ちなみに彼は「みんな俺に期待しすぎなんだよ!」と自分で言い「俺に本を書けとか、選挙に出ろとか言うんだよ」と彼自身で主張する。本当にそういう話が来ているのかどうか、わからないが、彼は、繰り返し、それを強調する。当初は、彼の意図が分からなかったが、彼の性格から考えて、彼なりに"自慢"したかったのかもしれない。まぁ、「彼に殺到する(と彼自身が主張する)」執筆依頼が、事実だとしても、それが彼の今回相談してきた彼個人の2件の悩みとは、関係がないと思う。もしくは、彼の「嬉しすぎる悲鳴」という3件目の悩みだろうか。彼は「俺は、本は書かないようにしているので、執筆依頼は断っている」と自慢する。しかし、彼は、とある雑誌社の政治ムック本に、共著者として、数ページ執筆した過去もあるので、本を書くオファーが出版社から実際に来ていたのであれば、彼が応じた可能性は高いだろう。また彼を選挙に擁立しようとする勢力が実際に存在するのであれば、支援は、物資両面ともに、そこから受ければ解決する話じゃないか?とも思った)

また、彼の政治活動が職場に、露見した件については、「活動用の名前を使うなどの努力をすればいいのではないか?」とも提案(助言)した。
(それについては、彼は「いや、実名で活動したい」とのことで、譲らない)
これについては、ある程度の自己防衛策を講じていないのであれば、自己責任の範疇(はんちゅう)だろう
自分で、実名と勤務先を公開してまわって、「職場に連絡が入りました。困ってます」は、おかしい。しかも、勤務時間中に政治活動を街頭で行っていたのであれば、なおさらだ。
(勤務時間中に政治活動を行っていたのであれば、むしろ注意しないほうが、会社として問題になるだろうと思う)

以上は、彼からの悩み相談(「勤務時間中の街頭政治活動による職場からの注意」と「彼個人の活動資金」)に対する、私なりの回答であった。

すると、彼は、このような反応をした。
「○○という会社が、アルバイトを募集していて、1日1万円の給与をくれるので・・・」

(「え!?あなたは定年まで会社を辞めたくないと言っていませんでしたか?」と言い出しそうになるのを我慢して)

さて、彼が発した"次の一言"を予想できるでしょうか?



















「田口圭さん。あなたに、その求人で、働いてほしいのです(働いてみてはどうでしょうか?)」

「!?」


実話です。