東北関東大震災について〜尖閣諸島との関係〜



そもそも原発は建設される時点で、10年ごとに再建築するという前提だった
にもかかわらず、40年間も再建築(たてかえ)しないで、そのまま運用していた。
やはり、危機管理がなっていない。
基本的に原子炉は、廃炉するのに60億円かかる。
(原子力発電所内での作業は、連続して作業を行うことができないので、人件費が異常に高くなる。)
その廃炉の費用を「株式会社」東京電力がケチったのが問題。


福島第二原発は、ここまでの惨事に至っていないので、やはり、建築年数が問題といえる。


原子力発電が脚光を浴びた1960年代〜1970年代と異なり、いまは「ガスタービン式」が主流。
低コストで効率よく電力を作ることができる。
(参考) 三菱重工 ガスタービン http://www.mhi.co.jp/story/gasturbine/
(参考) 日立 ガスタービン http://www.hitachi.co.jp/products/power/eel-j/field/newDynamo/AHAT/index.html
(参考) GE ガスタービン http://www.ge.com/jp/products_services/energy.html
(参考) トヨタ ガスタービン http://www.toyota-turbine.co.jp/company/index.html
(参考) 社団法人 日本ガスタービン学会 http://www.gtsj.org/



したがって、原子力発電所は順次閉鎖して、ガスタービン式に変更していくのが危機管理上、妥当なのは明白。
ガスタービン式は、石油ではなく、天然ガスを使用する)


アメリカでは、原子力発電のコストの悪さから、ここ30年間は、原子力発電は新規建設されておらず、ガスタービンが主流。
ブッシュ大統領は、京都議定書に反対したが、火力発電で低コストで安全な電力を生産するほうが国益になることがわかっているから。


もし原子力がコストが安かったら、企業も原子力で発電しているはずだが、実際には、圧倒的に低コストなガスタービンで自社発電をしている。
日本の場合「電源三法」により、地域住民に多大な金を配らないと、建設すらできないので、それも合計すると、コストは異常に高い。
(参考)電源三法 http://www.nuketext.org/yasui_koufukin.html
(参考)東京電力 電源三法 http://www.fepc.or.jp/future/nuclear/houritsu/dengensanpou/index.html




一部の「原子力産業関係者」は、「日本の原子力の技術は高い」というが、「核実験のデータ」すらない日本は、むしろ原子力関係は後進国レベル。いままでは核廃棄物についても、外国に依頼していたレヴェル。フランスなどが技術水準が高い。


そもそも核戦争を前提にした装備を自衛隊も消防も持っていないので、最終的には、自国で事故に対処できない。(したがって、米軍の協力を得て、那覇・嘉手納から救援物資を輸送している)
震災直後に、東北沖にかけつけた空母「ロナルド・レーガン」も、対放射線機能を持った空母。
自衛隊は、そういった空母すら持っていない。
もし原子力発電を維持するなら、そういった対放射能空母から準備するべき。
(参考)ロナルド・レーガン http://dailynewsagency.com/2011/03/14/carrier-reagan/



尖閣諸島の近辺には、天然ガスが豊富にある。
尖閣諸島をきちんと確保することこそ、電力の安定供給につながるのは自明である。


ウランも石油も国内では採取できない。国内で採取できる「天然ガス」を利用するのが妥当であり、低コストな発電につながり、国益にもなる。