「女性が輝く社会」と「保育所の民営化」と「新自由主義(資本主義)」の論理

安倍晋三は「女性が輝く社会」を標榜し、女性を安価な労働力として、「資本」に提供することを、財界に向けて発表しました。

保育所」といえば、ソビエト社会主義国家(またはドイツ国社会主義国家)が「児童の社会的養育」の一環として政府設立の施設で社会主義教育を行うために実施したのが起源です。その点だけを観ると社会主義的に見えます。

ソビエト社会主義国家(またはドイツ国社会主義国家)が「子供を取り上げられた女性」を「社会主義国家建設のための労働力」として活用するためでした。
では、保育所を増設して、女性を労働力として活用する という安倍晋三の政策「女性が輝く社会」に似ているようにも見えますね。

しかし、同じ「保育園」でも、ソビエト社会主義国家(またはドイツ国社会主義国家)と、安倍晋三が推進する「保育園の増設」には、大きな違いがあります。

しかしソビエト社会主義(またはドイツ国社会主義)と違う点は、日本の民間保育所が民間資本の運営であり、補助金があるとはいえ、利潤を追求する傾向があり、高額な保育料(売上)に、抑制された人件費(固定費)という資本主義に成り立っているということです。

 新自由主義者橋下徹安倍晋三竹中平蔵は、公立保育園の民営化を推進しており、新自由主義の文脈で解釈できますね。

 「保育園の民営化」および「民営保育園の増設」←新自由主義グローバリズム経済(安倍晋三竹中平蔵橋下徹が推進)は、利潤追求企業としての保育園の増設であり、安価な労働力として女性を、巨大資本(企業)に提供する点にあります。

 ソビエト社会主義(またはドイツ国社会主義)が設立するのは「国営保育園」であり、巨大資本のために安価な労働力を供給するためではなく、「国家建設のため」の政策です。

 したがって、おなじ「保育園の増設」という政策は一見すると共通するヨウンに見えますが、グローバル資本主義安倍晋三竹中平蔵橋下徹)と、ソビエト社会主義(またはドイツ国社会主義)では「目的」「内容」に於いて、むしろ「正反対」であることが判ります。