親が子供を怒鳴る弊害

ピッツバーグ大学で心理学・教育学を専門とするミンテ・ワン准教授が主導して中間層の若者とその親976人をアンケート調査したところ、親に「とげとげしい言葉」でしつけられた10代の若者は、そうでない若者より行動障害やうつ病といった症状に陥りやすいことが判明した。この調査結果は昨年9月にネット上で公開された。

>また別の調査は、子供を平手打ちするより怒鳴る方が後々悪い結果を招く、と指摘する。ブラウン大学で精神科と人間行動学を専門とするステファニー・パレード准教授が8歳児を15年間にわたって追跡したところ、親に怒鳴られてしつけられた子供は23歳になったとき、そうでない子供に比べてパートナーや配偶者と幸せな関係を築けていないことが多かった。パレード准教授は「怒鳴る親は子供に感情の調整方法を教えそびれているかもしれない」と語る。
http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304882304579352041392748768?dsk=y&dsk=y