参議院会館地下で記者会見

 永田町は路面に雪も残る中、午後1時から参議院会館地下で記者会見。
 誘われたので参加する。

 議員会館に向かう途中で、偶然にもチャンネル桜の一団に遭遇する。松浦芳子区議、古谷経衡氏などに挨拶。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv78833966?ref=ser
(1時間26分ごろに、通りすぎる私が写っているとのこと)


 暴排条例:廃止求め田原さんらが共同声明(毎日新聞
 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120125ddm012040054000c.html
 暴廃条例廃止求め声明(産経新聞)
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120125/crm12012501260001-n1.htm
 暴排条例に田原氏らが反対声明 「過剰な正義感は危険」(共同通信
 http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012012401001957.html


 壇上には、青木理さんや、辻井喬さん(元西武セゾングループ会長)など。
 司会進行をしていたのは、青木さん。もともと警視庁の警備公安担当の記者(共同通信)だったので、こういった問題には詳しいのであろう。
 いちおう、この条例を一番よく理解しているのが宮崎学さんのようで、みなさん窮したら宮崎さんに話を振っていた。

 しかし、記者会見の会場の一番うしろに、別テーブルでドンと腕組みをして座ってたのが村上正邦氏(元参議院議員、元労働大臣)である。来場者は、この会を実質的に企画して、仕切っている人物について、宮崎さんでも青木さんでもないと思ったかもしれない。
 (不当逮捕以降、村上さんは司法の問題に取り組まれている)


発言をする佐藤優
http://news.nicovideo.jp/watch/np133089

 

 最近は、ヤクザ関係をテーマにした書籍や映画なども規制がかかっているということで、表現の分野にも規制が入っているとのこと。
 深作映画などは今の時代には作成できないだろうと、宮崎学氏。

 さて、質疑応答であるが
 週刊金曜日の記者が「ヤクザと警察って繋がってるんじゃないですか?」と問う。でもって、その共存関係にあるヤクザを警察が潰そうとする理由がわからないとのこと。

 また、質疑応答のなかで、いちばんこの条例を理解していると思われたのが「週刊東洋経済」の記者で、現在発売中の号で特集を組んでいる。
 要は、一般人がヤクザと積極的に取引するということは無いわけだが、一般人とヤクザの見分けなんか外見では判別できない。したがって、企業は、ヤクザを一般人を識別するために警察OBの協力が必要であり、警察OBを天下りとして雇用しなくてはいけないということ。
 (個人的には、雇用先確保としての天下りは、ある程度容認されるべきとの見解。しかしながら一般企業が支払わされる顧問報酬が高すぎるのがネックなのだろう。)
 これを東洋経済の記事で、コンプライアンス利権と呼ぶ。

 そういえば、かつて「ゆびとま」というSNSサイトが暴力団によって運営されていたという事件がある。(ゆびとま ヤクザ でグーグル検索してください)
 そういった反社会勢力がSNSを運営して個人情報を集めているということもあるので、一般市民は要注意だ。
 しかし、こういったサイト・企業も一般人からすると、外部から識別することができない。

 さて、都内では、関東連合やら怒羅権といった既存の暴力団の枠組みに入らない団体が、繁華街などに跋扈しているとのこと。こういった団体は暴力団対策法の対象外なので、自由に銀行口座を作成することもできるし、企業がこういった団体に金銭を払って問題を解決させても、暴対法違反にはならないということになる。
 今後、予想される(中国韓国からの流入する)移民が、こういった団体を形成する可能性は高く、どうせなら、こういった団体も規制する法律がないと、そちらのほうに資金が流入して、治安の悪化を招くと思う。

 ちなみに法律ではなく条例で施行されているという点を奇異に感じるかもしれないが、法律として作成しようとすると、内閣法制局憲法調査会の審議にかかるので、成立しないのではないかとの指摘がある。したがって条例レベルでの施行となっているのではないか。

平沢勝栄チャンネル2011年11月-2 東京都暴力団排除条例の制定について
http://www.youtube.com/watch?v=7odADD8d-pE

(参考:9分10秒より、村上正邦氏の発言が引用されている)

↑ちなみに上記の動画で再生回数は300回ほど。